強みは幅広いネットワーク網と意識の高さ
—輸送事業部の中で際立つ存在感「阪神総合物流グループ」—

インタビュー対象者(※業務内容・所属部署は取材当時のものです。)

 ・輸送事業部
  阪神総合物流グループ 課長代理 松本 大介

 ・輸送事業部
  阪神総合物流グループ      梶原 雄登

 ・輸送事業部
  阪神総合物流グループ      大山 太路郎


「阪神総合物流グループ」は、大手飲料メーカーの専属輸配送を主軸として着実に業務範囲を拡大し、輸送事業部の中でも事業・従業員規模の大きいグループとなっている。この記事では、さらなる事業拡大に直結する難易度の高い顧客対応の話を中心に、パートナー会社との信頼関係、チームワークや成果に対して高い意識を持つ阪神総合物流グループのカルチャーについて紹介する。

 

EC物流の需要拡大、ビジネスチャンスに

  • 「阪神総合物流グループ」の業務内容について教えていただけますか。

    松本

    現在、急速に拡大しているのは大手ECの輸送業務です。2024年度の年間売上は2023年度の約5倍になる見込みで、単月12月の総運行数でも、2023年度と比較すると約4倍に増便しました。

    理由としては、やはり新型コロナウイルス感染拡大の影響が大きいと思います。飲食店も自主休業する中、自宅で過ごす人が増え、それに比例してECサイト需要が高まり、その傾向が現在も継続していると見ています。

    大手ECの輸送業務として対応しているのは主に3つ。1つ目が「拠点間幹線輸送業務」といって荷主様(=大手EC)倉庫に集約された荷物を指定の配達拠点まで配送するもので、これが私たちの主体業務となっています。2つ目は、その配達拠点から個人宅へ荷物を届けるBtoC配送業者までの配送。3つ目は各販売業者がECサイトに出品する荷物を集め、荷主様の倉庫まで配送する「集荷」と言われる業務です。

    ECサイト購入者は翌日配送を望む人も多いですし、やはり24時間オペレーションは必須です。そのため、私たちも夜間は大山さんを中心にシフトを組んで24時間体制を整えています。

     

  • 阪神総合物流グループ 大山 太路郎

    大山

    私はもともと大型トラックのドライバーとして阪神総合物流グループの立ち上げ当時から携わってきました。その知識を活かし、今は夜間の配車管理をしつつ、何かトラブルがあった場合は予備車を使って私自身が代走することもあります。

  • 松本

    夜間配車への貢献度が高くて本当に助かっています。

    ECの輸送以外では、大手飲料メーカーの輸配送をはじめ、アルミや銅といった原材料系、木材、印刷物などの一般貨物も運送します。当社はパートナー制度を導入しており、車両は大型から小型、ユニック車やウイング車といった特殊車両まで多岐にわたって手配が可能です。荷姿を問わず対応できるのはパートナー会社さんの力添えが大きいですね。

  • 梶原

    他社と比べて、当社は幅広いネットワーク網を活かした対応力が強みなので、EC業務の拡大にもその点が功を奏したと思います。

「常にベストを尽くす」今が一番、の強い気持ちでのぞむ

  • 品質向上のために業務においてどのような工夫をされていますか。

    松本

    朝晩、毎日2回のミーティングは欠かせません。それに加え、重要度の高い情報は都度グループチャットを活用し共有しています。日中・夜間の引継ぎを含め、発生した事項の情報共有は、従業員全員がベクトルを合わせ同じ目標に向かって取り組むために必要です。


  • 阪神総合物流グループ 梶原 雄登

    梶原

    情報共有できているからこそ、他メンバーの負担が大きければカバーするといった能動的な動きもできていると思います。業務の属人化を防ぐために、自分の担当業務以外の部分もなるべく把握するように心掛けています。

  • 大山

    私の場合は、やはり夜間走行のドライバーへの配慮でしょうか。安全運転が第一なので、体調面の確認や業務過多にならないようドライバーとは常にコミュニケーションを取るのが大事だと思っています。

     

  • 松本

    また、すべての自社ドライバーに対して月1回の安全ミーティングを実施し、事故があったときには必ず事故研究会を開催し、事業部の従業員に対して事故原因の分析に基づく注意喚起を行っています。その他、輸送事業部では『モラルブック』といって配送作業や運転に関する基礎的な事項をまとめた冊子が配布されており、それも全員で共有しています。こういったドライバーの品質管理や安全指導も当然の責務だと考えています。

     

  • 皆さん、とても意識が高いと感じますが、仕事をしている上で大切にしていることは?

    阪神総合物流グループ 課長代理 松本 大介

    松本

    「常にベストを尽くす」ことです。特にEC物流は注文から配送までのスピード感が重視されているので、コンプライアンスを遵守しつつ、いかに短時間で複数の配送先に最適な車両やドライバーを割り当てられるかが大事になってきます。厳しいミッションですが、やはり「ヒガシ21ならやってくれる」と思っていただきたいです。

  • 大山

    当社のEC業務で初めてのセールをドライバーとして経験したときは大変でしたが、経験したからこそ効率の良い最適ルートも把握しています。荷主様の要望に応えられるよう意識しながら配車をしています。

  • 梶原

    荷主様にて算出いただいた運行時間が運行上難しいケースなどでは、当社で実際の道路状況を加味したうえで所要時間を提案するなど、荷主様に最善の提案を行うよう工夫しています。また、地方に行ったトラックの帰り便に対しても運行を積極的に手配するなど、細かい部分のサポートも心掛けています。そうした積み重ねが評価につながるのだと思います。

  • 松本

    何事も強い意思でのぞむということです。売上数値にしても、記録というものはどんどん更新されていく。全社予算として求められる目標はありますが、それを超え、常に「今が一番」を目指して日々業務に取組んでいます。

組織横断的に全国配送網の構築を目指す

  • 今後の展望について教えてください。

    松本

    EC物流の進化は目覚ましいものがあります。私たちの顧客は地方に配送拠点をどんどん新設しており、専門の配送サービスパートナーを募っています。EC物流の配送はますます効率化が進み、管理も難しくなることが予想されますが、「難しいほうが絶対におもしろい」。私たちも顧客の動きに合わせ集荷からお届けまでのトータルサービスに携われるよう、強みであるネットワーク網を全国に発展させていくのが目標です。


  • 梶原

    松本が申した通り、ネットショッピングが主流となってきている背景もあり今後は地方輸送が増加すると考えています。ヒガシ21グループ全体で見ると、事業部ごとに取引されているパートナー会社も様々です。事業部間の横断的な連携を強化し、他の配送会社に負けないような全国配送網を整備していきたいと思います。

  • 大山

    ネットショッピングの利用数の伸びに比例し、夜間の4tトラックのニーズもかなり増えています。今後は便数を増やし、関東圏など主要都市でのシェア拡大に尽力したいです。

  • 松本

    この仕事は、やればやるほど結果が伴います。私は阪神総合物流グループの従業員みんなが積極的に業務に取り組み、社内で脚光を浴びてほしいといつも願っています。仕事でどんどん飛躍し、成長してもらうのが何よりうれしいです。

難題な仕事も積極的かつ果敢に取り組み、パートナー会社と一致団結して着実にネットワーク網を全国へ拡げつつある。これからもヒガシ21グループ内の事業部を巻き込んで共に成長し、EC業務の「起承転結」すべての配送に携わるべく、質の高いサービスの提供にこだわっていく。

本案件の担当事業所

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